この地球(ほし)を みつめて みあげた 美の記憶。
京都高島屋で開催中の「天空の美、地上の美」遠藤湖舟 写真展に行ってきました。
会場に入るなり、「どうぞ自由に撮影して発信してください」って・・・んまー、なんて新しいの!
そして湖舟さんの作品にインスパイヤされた龍村平蔵さんの、見事な錦織の帯も展示されていました!

moon2

月、太陽、空、星、ゆらぎ、かたわら・・・6楽章からなる写真展。

こちらも「月」です。なんだか、とっても気に入った作品 ♥ ↓ ♥

moon1

子供の頃はウサギがいたけど、いまは、さまざまに形が変わって見えるのは人生模様のよう・・・と
月は大人になるほど慕しみのわく宇宙。まだまだ知らない月の美しさ、たくさんあるのでしょうね。

「太陽」も、冬の輝き、夕暮れ時の輝きと、季節や時間、一刻一刻にも景色を変えて見せてくれます。
左側:雪の日の太陽は、帯の柄にもなりました。

sun2

「ゆらぎ」のモチーフは風と水。周りの色を乗せ、風に揺らいで刻一刻、変わり続ける水。
それは、一瞬たりとも同じではないという宇宙の姿を、いちばん明確に見てわからせてくれるものでしょう。

yuragi2

刻一刻であればこそ、その美の極みの一瞬を織りたい。帯の名門 龍村美術織物 龍村平蔵さんが
「写真というリアリティを手織りで表現し、芸術性を持った帯に仕上げることに挑みました。
写真家の目を通して表現された一瞬の光景美をとらえ直し、デザイン設計におとしこみ、帯として新たな形で
完成させたのが今回の作品です」(展示の説明より抜粋)という龍村平蔵作 龍村錦帯が展示されていました。

tatumura1

tatumura2

もう、うっとり〜な美しさ・・・全部で5点ある帯は高島屋京都店で販売されているそうです。
帯の値段を見るよりも。たまには曇りなきレンズのような心で空を見上げてみよう、ということにして
会場をあとにしたのでした。あ〜いい時間だったな〜 <img src=”http://himemaru.net/kimono/wp-includes/images/smilies/0d14.gif” alt=”0d14.gif” /

「天空の美、地上の美」遠藤湖舟 写真展
4月20日(月)まで、京都高島屋グランドホールにて開催。入場料800円。高島屋 075-221-8811

遠藤湖舟さんの写真集 → 宇宙からの贈りもの