きょうは東京ミッドタウンの「ふれる、感じる 伝統的工芸品展」というイベントで、
本場結城紬の地機(じばた)織りを体験してきました!
本場結城紬といえば、国の重要無形文化財にしてユネスコ無形文化遺産にも登録された、日本を代表する織物。きもの好きの憧れの紬、でもあります。
繭を煮るところから製品になるまで24工程、すべて昔ながらの手作業で作られる本場結城紬。
このイベントでは「糸つむぎ」「絣くくり」「地機織り」の3つの工程を身近に見て、体験できました。
画像は「絣くくり」です。(この工程は見学だけ)
絣柄になる部分に染料が染みこまないように綿糸でしばる、という工程です。
結城紬は80亀甲・100亀甲・160亀甲・200亀甲までありますが、80亀甲でも160カ所、200亀甲だと400カ所も図面に合わせてしばるそうで、この絣くくりだけで3カ月くらいかかるそうです。
「地機織り」は、実演を見学して、となりで体験できました。
この地機(じばた)と呼ばれる織機(しょっき)は、1500年も前から使われている最も原始的な織機だそうです。リズミカルにヨコ糸を打ち込み、細かな絣を合わせていく伝統工芸士さんの、手元だけを惚れ惚れと見ていましたが・・・
いざ、姫丸も体験!地機に腰かけると、あら大変。
縦糸を結びつけてある腰当てをつけ、足も紐に通してもらい、
「はい、足に力を入れて押して〜」「次は腰で引っ張って〜」と・・・ひえ〜〜〜
地機で織るって、手先だけの作業じゃないんですね〜。
ヨコ糸を2本ほど通す間にも、「これって織る美容体操か〜」と思ってしまいましたワ。
手取り足取りしてくださったスタッフの方々、ありがとうございました!
会場では、本場結城紬の反物も展示販売されていました。
いまでは職人さんでも「5年に1枚ほどしか見ない」という200亀甲も、ありました!
200亀甲、ぬわんと・・・52,500,000円!
おそるおそる触っちゃいましたが。国宝のような価格ですね〜。
ほかにも「うわ〜素敵 ♪」な反物の数々が揃っていて、うっとり ♪
値札を見ると・・・100万円代は少数で、200万円代が多く。。。
は〜。やっぱり、とうてい無理だわ。
だから結城紬には興味シンシンではあっても、「買えない物にはフタ」してきたの
もちろん聞きましたよ〜「産直価格で買える機会は、ないものでしょうか〜」
で、教えていただきました!
「結城市では毎年11月に結城紬ウィークがあって、その蔵ざらい市がチャンス!」だそうです。
この東京ミッドタウンのイベントは今日まででしたが、3月5日(土)6日(日)には
東京・銀座で、実演・展示販売もある「本場結城紬展」が開催されるそうです。
詳しくは、こちら → 本場結城紬卸商協同組合