天候にも恵まれた春分の日、京都は「伝統産業の日」でもあり、着物姿の人もチラホラちらほら。
ふだん京都の街なかで着物姿といえば、レンタル衣装の若い女性観光客グループが目立ってましたが、
この2〜3日は、さすがに地元の男女とおぼしき人たちが大半のよう。
姫丸も「着物で無料」券を活用しつつ、京都の春を満喫しました。桜の蕾も、ふくらむ♪
1日目は森林の柄の白大島にヒゲ紬の帯。 暖かくなったので、数少ない薄い色味の着物にして、 柄のとおり爽やかな空気をまとう気分♪ 髪は、買いたてのつけ毛でボリュームアップ。 ちょっとヨソイキになりました。 |
2日目は花唐草の色泥大島に、これもヒゲ紬の帯。 帯揚げ、薄めの色にすればよかったかな〜。 髪は、お団子に巻き上げて小ぶりのカニバンスで 周りを留めただけのカンタンふだんヘアです。 |
・・・という格好で、1日目まずは京友禅総合展「第20回京友禅友禅作品展」へ。
手描き京友禅作家たちの作品がズラリと並び、その美しさを愛でながら、もちろん値札などついてないので、
私ならこれ着たい!と勝手に思い放題の至福の時。
東京では「大先生」と紹介される作家さんも、ここでは名札をつけて友禅染体験の受付をやっておられたり、
親しみやすいのも地元ならではのうれしいところ。今年は・・・わーお!
何年も「この人の作品、素晴らしいな〜好きだな〜いつかこんな着物が似合うようになりたいな〜」と
思い続けてきた作家の小森悦子さんが受付に いそいそ近づき、言い寄って?しまいました。
地図を片手に、きもの関連の施設も見て回りました。
(いずこも撮影禁止だったため、画像詳細は各サイトで見てくださいね)
京都絞り工芸館は、絞り染め体験もできる工芸館。
今月の特別展「琳派☓絞り染め」の大作、月光の紅白梅、古都三連山朝夕襖絵は息を呑む素晴らしさ。
絞り染めの技法解説ビデオを見て、作品(=商品)を見て、と。展示には正直、一工夫ほしいところでした。
京のじゅばん&町家の美術館 紫織庵は、江戸後期に建てられた大きな町家。
畳の広間や箱庭、祇園祭の鉾見台など、ここだけ流れてる時間が違うような居心地よさそうな空間でした。
明治〜大正時代の長襦袢や友禅の展示に、襦袢や着物地、浴衣の直売もあり、ついノドから手が。。。
無鄰菴、平安神宮、二条城へも行ってきました。
いずこも、はて、前に行ったのはいつだっけ?という久々〜〜〜でしたが、きもので行ったのは初めて。
その昔、ここで生活していた人たちは和装だったわけで、自分も和装だと、
昔の人たちがすぐそこにいるような、タイムトリップしたような気がしてくるから不思議です。
そんなこんな気分を楽しみつつ。てくてくてくてく京都の街なかを探索しつつ歩きました。
きもの関連の方の家と思しき表札も、あちこちに。京都は歩く街、そしてきものの街を実感!でした。
「伝統産業の日」期間中、着物で無料券で得したのは・・・4,900円 おおきに〜