秋の3連休、いかがお過ごしになられました?
姫丸は京都・祇園甲部歌舞練場で開かれた「洛趣会」へ行ってきました。
洛趣会は昭和3年から毎年文化の日あたりに歌舞練場や社寺を借りきって開かれる伝統ある老舗の展示会。
「お売り申さず」で値段の表記もなく、趣向を凝らしたプレゼンテーション&おもてなしを楽しめます。
出展は・・・ほら、ご存知の名前がズラリでしょ
入り口すぐは京友禅の「岡重」。かなり前衛的なチャレンジもする岡重さん、
今年は羽裏や襦袢で有名な伝統的な鯛柄などが大判のスカーフに。インパクト大っ
テレビや雑誌でも時々お見かけする岡重3代目社長さんも、画面に収まってくださいました。
京菓子の「とらや」は雅やかな演出で、伝統+ケーキのような和菓子も展示されていました。
西陣織物の「川島」。見事な爪つづれ帯に本極錦袋帯など、最高峰の匠の技とセンスに見惚れました。
ちょうど昼前の時間だったので、ふーーーっと酢飯の香りがしてきて、お腹が鳴りそうに・・・。
京寿司「いづう」といえば、なんといっても鯖寿司!この照り艶、おいしそ〜〜〜
2階へ上がって、京扇の「宮脇賣扇堂」。
右のほうの小ぶりな扇は、竹筒に差して四季を楽しむ、飾り扇だそうです。
そうそう、ここは歌舞練場でしたね。舞妓さん芸妓さんの稽古舞台には、右に京友禅の「千總」左に高級帯地「若松」。着るものではあるけれど、観賞する美の対象としても迫力の存在感です。
ほかにもたくさん・・・ですが、いずこも人だかりでなかなか写真が撮れず。
洛趣会は、見るだけではありません、小腹も美味しく満たしてくれます。
表千家のお点前でいただく抹茶に「とらや」のお菓子。ふくぶくしい菊は秋の口福♪
そして。大行列も思ったよりスススッと進み、「本家尾張屋」のふるまい蕎麦をいただきました。
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優雅な気分に浸った秋の一日。久しぶりの洛趣会でした。
姫丸は・・・岡重さんとこの羽裏を裏地とする龍郷大島の道中着(→こちらで紹介)に
デニムにブーツという出で立ちで、けっこう注目をいただきましたっ!
きっと昔は、来年の流行をつくりだす、そんなパリコレならぬ京コレといった存在だったに違いない洛趣会。
ほな、これしかないやんか!(後ろ姿で、ごめんなさいまし)
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さてさて。姫丸は30年以上も住んだ東京を離れ、京都(実家)に引っ越してきました!
そのへんのことは、これから追々に