もう今年も11月、寒くなってきましたね〜。
東京ミッドタウンでは、クリスマスに向けてのライトアップの準備が始まっています。
昼間は着物姿の方も、わりと見かけるこの地域。ひと様の着こなしをとやかく言えるもんではないのですが・・・どうにも気になって仕方ないのが「裾の長さ」です。

立ち姿を見ても足袋が半分くらい見える、くるぶしの上あたりの裾丈の方々。
歩くと足袋がチラチラじゃすまなくて、
足袋の上、足までガバッと見えちゃってますよ〜 f21.gif
裾が長いと歩きにくい、というのはあるのでしょうけど。
デニムのときのように歩くわけでも、忙しく歩き回るわけでもないでしょうし。
どうしてそんなに短く、足ガバ丈で着るの〜?と、姫丸は不可解でならないのよ〜。

きものは、からだに巻き付けて着るもの。その多少の不自由さこそ、きもの姿の美を醸し出す、もとになるもの。
というようなことを読んだか聞いたかして、フムフムと思ったことがありましたが。
これって、とくに裾周り、足元のことをいっているのではないでしょうか。

もちろん、着方の好みは人それぞれ。とはいえ
裾は、歩いていて上がってくることはあっても、下がってくることはない*ので、
長めにしておいたほうが得策だと思います。
*下がってくる=腰ひもがユルユルになっているなど、裾の問題どころではなくマズイ状況です。

その裾の長さの決め方ですが。
後ろ裾はカカトがチラッと見える程度。ヒップに巻きつけるようにして
右前は、わずかに左斜めに持ち上げて、裾は足の甲すれすれに。
左前も同様に、わずかに右斜めに持ち上げて、裾は足の甲すれすれに。
これで草履をはけば、歩いても足袋がチラ見えの、ちょうどいい裾ぐあい・・・
というのが姫丸流です。(毎度エラソーで、すみません;;)

裾を長めに巻き付けて着ると、自然と歩き方もバタバタとはならず、きもの美人度もグッとアップすると思うのですが。