本場大島紬 手織りの種類と絣

手織りの本場大島紬の特徴は、「非常に細かい絣だけで模様が表現されている」こと。 タテ糸ヨコ糸を交互に織っていく「平織り」という織り方で織られるので、 「表を見ても裏を見ても同じ模様」になります。 手織りで織られるものには、経緯絣、緯絣、縞大島、があります。 経緯絣(たてよこかすり) タテ糸とヨコ糸、4種類の糸を用いて織られます。 模様の設計図に基づいて複数色に染め分けられたタテ絣糸とヨコ絣糸を、正確に絣合わせしながら織ることで模様が表現されます。 タテ糸 : タテ絣糸(複数色に染め分けられた糸)、タテ地糸(単色で染めた無地の糸) ヨコ糸 : ヨコ絣糸(複数色に染め分けられた糸)、ヨコ地糸(単色で染めた無地の糸)   [...]