本場大島紬 染め方の種類

本場大島紬は、先に糸を染めてから織る「先染め」です。 染料には、天然のものと化学染料があります。  天然染料で染める 泥染めのほか、さまざまな染め方があります。 ■ 泥染め テーチ木(車輪梅の木)で染色した後、泥田につけ込み全体に泥がなじむように染めていきます。 テーチ木染め約20回に泥染め1回を1工程とし、それを4回(合計80回前後)繰り返します。 この工程を経るうち、泥の中の鉄分とテーチ木のタンニン酸が化合して黒へと変化し、しっとりした深みのある光沢が出てきます。 また、泥染めの工程を経るうち絹糸はしなやかさを増し、織りの着物の中では格別の柔らかい着心地が楽しめます。 [...]