京都誂友禅染の展示会へ

秋深し。紅葉の京都は、ものすごい人・人・人・・・です。それはともかく。
引っ越して1カ月、さすが京都、毎週きもの関連のイベントがあって、姫丸はホイホイお出掛けしています。
きょうは、第86回 京都誂友禅染競技会作品展示会へ。「あつらえ」ですよ♪
おまけに、展示会場は国の重要文化財、旧日本銀行京都支店の建物=京都文化会館 別館ホールなんです!

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1906年(明治39年)に竣工した建物だそうで、入ってすぐ、もう別世界!

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なんだか、自分の奥深に眠っていた昔気質の女心に気づいてしまう、そんな光景です。
きもの関連イベントは撮影禁止が多いなか、ここは「撮ってもいい」というのも、とってもいい♪

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そして、フォーマルすぎない大人の洒落た着物が多くて、うれしい。

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京友禅というと、はんなり、古典柄というイメージがありますが。
今回は「陶の意匠」がテーマの競技会だからなのか、モダンな色づかいの大柄の作品も多く見受けられます。

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どまんなかに飾られている経済産業大臣賞の作品が、このきものです。

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なんだか南の風と植物の生命力を感じ、素晴らし〜着てみた〜い2h07.GIF

ほかにも素敵な作品が、たくさんありました。

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きもの欲そそられまくりの中、なんだかこれだけ、かわいくって微笑ましくって。

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ところで、「あつらえ=誂京染=生地から選べ、色も柄も好み通りに染め上げられる」ものだそうで、
お値段のほうはさぞかし・・・と思いましたが。
「ご注文を承ってから一枚だけをオーダーする中間問屋なしの直売システムですから、
生地代、染代、仕立代のみで、最高級品が安くできあがります」そうです。
なるほど、同じ「型」を使っても、柄の出し方や色づかいで全然別物に。見比べて、ほほ〜!でした。

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またとない雰囲気の会場で、きものや帯をたくさん見て、主催者の方々とも話せて、大満足。
あら、素晴らしい着物姿・・・と見惚れた方が、あらら、ステージに登場されました。

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三宅てる乃さん、京都本流着付け教室・京都きものファッション協会会長さんだそうです。
元祇園の芸妓さんで現在はジャズ・シンガーとして活躍されているMAKOTOさんとの着物談義、
そしてMAKOTOさんの歌・・・

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もりだくさんに楽しめた、素敵な1日でした。

おひとつ、ぽちっと f22.gif
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q02.gifMEMO
第86回 京都誂友禅染競技会作品展示会
11月29日(土)~30日(日) 入場無料 10:00~17:00(最終日は16:00まで)
主催:京都誂友禅工業協同組合 → こちら

 

京の老舗の「洛趣会」へ

秋の3連休、いかがお過ごしになられました?
姫丸は京都・祇園甲部歌舞練場で開かれた「洛趣会」へ行ってきました。
洛趣会は昭和3年から毎年文化の日あたりに歌舞練場や社寺を借りきって開かれる伝統ある老舗の展示会。
「お売り申さず」で値段の表記もなく、趣向を凝らしたプレゼンテーション&おもてなしを楽しめます。
出展は・・・ほら、ご存知の名前がズラリでしょf04.gif
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入り口すぐは京友禅の「岡重」。かなり前衛的なチャレンジもする岡重さん、
今年は羽裏や襦袢で有名な伝統的な鯛柄などが大判のスカーフに。インパクト大っf22.gif
テレビや雑誌でも時々お見かけする岡重3代目社長さんも、画面に収まってくださいました。
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京菓子の「とらや」は雅やかな演出で、伝統+ケーキのような和菓子も展示されていました。
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西陣織物の「川島」。見事な爪つづれ帯に本極錦袋帯など、最高峰の匠の技とセンスに見惚れました。
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ちょうど昼前の時間だったので、ふーーーっと酢飯の香りがしてきて、お腹が鳴りそうに・・・。
京寿司「いづう」といえば、なんといっても鯖寿司!この照り艶、おいしそ〜〜〜
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2階へ上がって、京扇の「宮脇賣扇堂」。
右のほうの小ぶりな扇は、竹筒に差して四季を楽しむ、飾り扇だそうです。
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そうそう、ここは歌舞練場でしたね。舞妓さん芸妓さんの稽古舞台には、右に京友禅の「千總」左に高級帯地「若松」。着るものではあるけれど、観賞する美の対象としても迫力の存在感です。
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琳派百花図の留め袖が圧巻、染と織の「千切屋」。
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ほかにもたくさん・・・ですが、いずこも人だかりでなかなか写真が撮れず。

洛趣会は、見るだけではありません、小腹も美味しく満たしてくれます。

表千家のお点前でいただく抹茶に「とらや」のお菓子。ふくぶくしい菊は秋の口福♪
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紅葉は未だですが、窓の外も深まる秋景色。
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そして。大行列も思ったよりスススッと進み、「本家尾張屋」のふるまい蕎麦をいただきました。

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優雅な気分に浸った秋の一日。久しぶりの洛趣会でした。
姫丸は・・・岡重さんとこの羽裏を裏地とする龍郷大島の道中着(→こちらで紹介)
デニムにブーツという出で立ちで、けっこう注目をいただきましたっ!
きっと昔は、来年の流行をつくりだす、そんなパリコレならぬ京コレといった存在だったに違いない洛趣会。
ほな、これしかないやんか!(後ろ姿で、ごめんなさいまし)

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さてさて。姫丸は30年以上も住んだ東京を離れ、京都(実家)に引っ越してきました!
そのへんのことは、これから追々に f27.gif

ぜひ、お久しぶりのポチを f22.gif
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見る至福、着る得々、京都の春

いやーーーーーお久しぶりですーーーーー 0d14.gif

さっそくですが・・・京都では明日3月14日(金)から23日(日)まで、「伝統産業の日」です。
「伝統産業の日」って、なんだか堅苦しいタイトルですが、きもの好きには年に一番の極楽イベント!
姫丸は(桜も咲いてないのに)毎年この時期を選んで京都に帰るくらい、楽しみにしているんですっ!
というのも・・・

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0d01.gif 見る至福!
西陣織の帯、京友禅の着物、京の伝統工芸品や和ものが一堂に!

3月21日(金)〜23日(日)には、西陣織の名門織屋の作品が一堂に見られる「西陣織大博覧会」
京手描友禅の作品展示に制作実演も見られる「京友禅総合展」が開かれます。
京都市が伝統産業のため予算をかけていればこその最大規模のスケールで、とても広い会場に展示作品の点数も多いので、ゆったり&見ごたえたっぷり。老舗や有名どころが匠の技とデザイン力の限りを尽くした帯や着物の数々・・・贅沢な美の世界に、どっぷり浸って堪能できます。
会場には織り元の方や友禅作家さん職人さんもたくさんおられるので、作品や制作方法について聞くこともできます。こんなチャンスも、なかなかないですよね。
(そのわりに、お客さんが少ないので、姫丸もこうしてPRしているしだいです(^ ^;;)

しかも!きもの姿で行くと京友禅の着物*など豪華賞品が当たる・・・かも!
姫丸は毎年、きものじゃなく行って抽選に参加できないくやしい思いをしていましたが。今年こそは、きもので行くぞ〜!(*2011年〜2013年の賞品。今年も、きっと!)

q02.gif 「西陣織大博覧会」「京友禅総合展」 3月21日(金)〜23日(日) 岡崎・東山界隈「みやこめっせ」にて

ほかにも、みやこめっせ内では「京ものフェスティバル2014」、「Kyoto Life Style Shop “miyabi”」
みやこめっせ至近の京都市美術館の「第63回京都染色美術展覧会」も一点物の着物が多数!入場無料、必見です!
0d01.gif  着る得々! 
きもの姿で行くと京友禅の着物が当たるかも&無料がいっぱい!

きもの姿で無料チケットを持参すると、みやこめっせ至近の平安神宮や無隣庵が入場無料になるほか、お得がいっぱい!

■入場無料:平安神宮、無隣庵、二条城、京都絞り工芸館、京都伝統工芸館など
■乗車無料:京都市バス、市営地下鉄
0d02.gif 無料チケットGETと「伝統産業の日」の詳細は、こちら → 伝統産業の日 2014

0d02.gif さらに「京都きものパスポート」で京都市内あちこち得々! → 京都きものパスポート

0d02.gif 行こうかな〜♪っと、とりあえず宿をチェックしてみる!
→ 楽天トラベル 京都・滋賀の旬なお得プラン
→ じゃらん
→ るるぶトラベル

雀の砂浴び、超かわいい(*▽*)雀柄の帯

うっとおしい天気が続いていますが、ごきげんいかがですか〜。
姫丸は部屋のベランダに毎日、朝からピチュピチュチイチイにぎやかな来客があり、ごきげんです♪
そーなんです、置いてあった植木鉢を雀さんたちが砂浴び場にしていて、
3羽4羽と、やってくるのよ〜 g01.gif
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砂浴び、というより、砂を蹴散らし、かきだし、土ほこりをたて・・・そこら中を砂だらけにしながら
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ちょこっと頭を出して、こっちを見るの g02.GIF
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ちょっと前までは、どこにでもいて、いるのがあたりまえすぎて、よく観察することもなかったけど。
小さくて丸っこくて、からだ全体で生きている。見ていると、ほんとうに愛おしい生き物。
おそまきながら姫丸は、めざめちゃいましたわ。

以来、探し中なのは・・・雀の柄の帯!
ちょっと前にもオークションにメチャかわいい雀柄の帯が出ていて、うきゃ〜となったのだけど、
ハイ、そう思ったのは私だけではありませんでした。

その帯の出品者 ★=^. .^=さばねこ屋★さんが、またまたメチャメチャかわいい雀柄の帯を
出品中ではありませんか〜〜〜!

ほし〜〜〜い!けど、今回もライバル多そう。。。

雀さんたちとおしゃべりしつつ、「Dear きもの」がんばって書いてます!ぜひ、見てくださいね〜 f22.gif
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「Dear きもの」OPENしました!

お久しぶりです〜!
大変なことがいろいろありましたが。お変わりなく、お過ごしでしょうか。
姫丸は元気に、あれこれ考えることが多い日々を過ごしておりました。
ブログについても、さぼりながら、ちゃんと次なることを考えていたのよ〜 f16.gif

この「きもの気ままに」で、たまに書いてきたリンク集ですが、ブログの宿命で、
過去ログの中に入ってしまうと探さなくちゃならないし使いづらい、
また、リンク切れがあっても見つけて更新するのも億劫・・・
というわけで、一目瞭然、目的のページへ一直線!というサイトを、あらたにOPENしました!

お探し物、お買い物、きもの時間を楽しくする見っけもの、
絶対ハズさない、見に行って損はない、お役立ちリンク集にしたいと思います。
ぜひ、応援してくださいね〜!

こちらです♪   to-dear

本場結城紬の地機織り体験!

きょうは東京ミッドタウンの「ふれる、感じる 伝統的工芸品展」というイベントで、
本場結城紬の地機(じばた)織りを体験してきました!

本場結城紬といえば、国の重要無形文化財にしてユネスコ無形文化遺産にも登録された、日本を代表する織物。きもの好きの憧れの紬、でもあります。
繭を煮るところから製品になるまで24工程、すべて昔ながらの手作業で作られる本場結城紬。
このイベントでは「糸つむぎ」「絣くくり」「地機織り」の3つの工程を身近に見て、体験できました。

画像は「絣くくり」です。(この工程は見学だけ)

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絣柄になる部分に染料が染みこまないように綿糸でしばる、という工程です。
結城紬は80亀甲・100亀甲・160亀甲・200亀甲までありますが、80亀甲でも160カ所、200亀甲だと400カ所も図面に合わせてしばるそうで、この絣くくりだけで3カ月くらいかかるそうです。

「地機織り」は、実演を見学して、となりで体験できました。

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この地機(じばた)と呼ばれる織機(しょっき)は、1500年も前から使われている最も原始的な織機だそうです。リズミカルにヨコ糸を打ち込み、細かな絣を合わせていく伝統工芸士さんの、手元だけを惚れ惚れと見ていましたが・・・

いざ、姫丸も体験!地機に腰かけると、あら大変。
縦糸を結びつけてある腰当てをつけ、足も紐に通してもらい、
「はい、足に力を入れて押して〜」「次は腰で引っ張って〜」と・・・ひえ〜〜〜 f30.gif
地機で織るって、手先だけの作業じゃないんですね〜。
ヨコ糸を2本ほど通す間にも、「これって織る美容体操か〜」と思ってしまいましたワ。
手取り足取りしてくださったスタッフの方々、ありがとうございました!

会場では、本場結城紬の反物も展示販売されていました。
いまでは職人さんでも「5年に1枚ほどしか見ない」という200亀甲も、ありました!
200亀甲、ぬわんと・・・52,500,000円!

おそるおそる触っちゃいましたが。国宝のような価格ですね〜。

ほかにも「うわ〜素敵 ♪」な反物の数々が揃っていて、うっとり ♪
値札を見ると・・・100万円代は少数で、200万円代が多く。。。
は〜。やっぱり、とうてい無理だわ。
だから結城紬には興味シンシンではあっても、「買えない物にはフタ」してきたの f21.gif

もちろん聞きましたよ〜「産直価格で買える機会は、ないものでしょうか〜」
で、教えていただきました!
「結城市では毎年11月に結城紬ウィークがあって、その蔵ざらい市がチャンス!」だそうです。

この東京ミッドタウンのイベントは今日まででしたが、3月5日(土)6日(日)には
東京・銀座で、実演・展示販売もある「本場結城紬展」が開催されるそうです。
詳しくは、こちら → 本場結城紬卸商協同組合

寒いですね〜。この季節、姫丸は毎年恒例、指先や足に「しもやけ」つくってます。カユ〜〜〜
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和装ばなれ?きものブーム?

先日の「奄美大島紬の技に迫る〜伝統を受け継ぐ、つくり手たちの現在を知る」講座より、
「きもの知るほど〜よくわかる!大島紬」を加筆、画像も加えて更新しました!
ぜひ、ご覧くださいまし〜!

さて。今日のテーマは「きもの知るほど」に追記するつもりで書き始めましたが、書いているうちに、これは大島紬に限らない問題だ!と思い、おおいに私情も交じってしまったので、こちらに載せることにしました。

本場奄美大島紬は、1972(昭和47)年の28万4278反をピークに、’85年以降減少の一途 k5.gif
をたどり、2010年には、ついに1万反を割り込むようです。
きもの業界全体でいえば、経済産業省の統計によると、2009年度きもの小売市場は約3210億円で、これは10年前の1999年度に比べて約60%減という数字だそうです。

こういった落ち込みの理由として、よく言われるのが消費者の「和装ばなれ」。
世界的な景気停滞によって和装ばなれがさらに進行している、とか分析されるようですが。

「和装ばなれ」、ほんとにそうなんでしょうか k1.gif

姫丸は、ここ数年「きものブーム」が来ている、と感じています。
この「きものブーム」は、リサイクルやオークションなど「きものを安く手に入れやすい環境」ができたことが背景にあると思います。
でも、こういった市場は、統計には出てこないのでしょう。

きものは姫丸世代(40代、50代)にとって、ふだんを変える究極のコスプレ、ちょっと違う自分を発見しながら素敵に年を重ねるための衣装、あるいは奥深く集める楽しみもある趣味・・・と、人それぞれだと思いますが、「自分のために着たいから着る」というのは共通しているように思います。

きものは着たいし欲しい f22.gif そんなきもの好きの人は、確実に増えていると感じます。
でも、現実問題として、なかなか新品を誂えるほどの余裕はない(統計には表れない)。

買い方が変わってきて、「呉服店ばなれ」は進行しているかもしれませんが・・・
果たしてこれは「和装ばなれ」なのでしょうか?

姫丸は、作り手さんたちの「時代を超えるいいものを作りたい」という強い想いと創意工夫に触れ、
また大島紬の製造工程を知っていくにつれ、たくさんの職人さんたちの気の遠くなるような労力と技の結晶であり、日常に長く愛用できる着物となる大島紬は、産直価格なら決して高くはない、と思います。
実際に産地で全工程を見学してこられた方などは、逆に「こんなに安くていいのか」と思われたそうです。

しかし。呉服店の店頭に恭しく並べられたとたんに、別次元の「高い・・・」になってしまいます。

産直価格と店頭価格、その差を埋めるだけの価値を、呉服店に見いだせるのか?
お仕立て、お手入れ、すべてネットで探せば間に合う時代、
姫丸は、もう呉服店の客にはならないと思います。

でも、産地の応援団には、なりたい!産直なら、がんばって買いたい!

だから産地の皆さまには、声を大にして言いたい。
職人さんたちがちゃんと生活していける、後継者を育てられる、そんな産地であってほしい。
そして、作り手の方々から直接、産直価格で買える機会を、もっと増やしてほしいぞ〜〜〜 k2.gif
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大島紬は男女兼用!?

昨夜は、着替えるのもブルブルの寒い中、50年以上は前のアンティーク龍郷大島に初袖を通し、
お太鼓の形が〜〜〜とあせりまくりながら、時間ぎりぎり飛び込みセーフ。
「奄美大島紬の技に迫る〜伝統を受け継ぐ、つくり手たちの現在を知る」公開講座に行ってきました!

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講師の興ほずみさん、伝統工芸士・高木のり子さん、おふたりとも「時間があってないような、おおらかな島」という奄美大島そのままの明るい方で、質疑応答を交え、あっというまに楽しい時間が過ぎていきました。

なんといっても大島紬!なので、新たに学んだことや織機の写真などは、後日まとめて
「きもの知るほど〜よくわかる!大島紬」のほうに掲載しますので、ご期待ください!
ブログ村No.1人気の「きものカンタービレ」の方もいらしていて、さっそく講座の内容を詳しくアップされています(さすが!)

というわけで、きょうは講座外の、ちょっとビックリ〜!を。
参加者はアバウト40名ほどでしたが、思いのほか多かったのが30代後半〜とおぼしき男性たち!
講座修了後、希望者は大島紬の試着会となったのですが、その男性たち「男物は地味な柄ばかりでつまらない」と、みずから女性用の柄を選んで着付けてもらってました。

男性が、女性用の柄を・・・
おひとりは白大島、もうひとりの方は、なんと泥染め華やかな大柄の振り袖を試着!
これがまた、似合ったのにはビックリ!!!
女が着ると粋になりそうな白大島が華やかに似合っていたり、逆に大柄が粋に見えたり、
女物なのに男の色気が出て、なんともいい感じ〜〜〜!!!

泥染め、白泥染め、大島紬は自然から創り出した色だから、男女は関係なく、
要は「柄が似合うかどうか」だけ!これは新発見でした。

まだ、女物大島紬を男物に仕立てて着こなしてらっしゃる男性を見かけたことはありませんが、
この男性たちなら先陣を切って、やってくれそうです。頼むぞ〜!

そうだ、殿に着物に興味を持たせるのに、この手を使ってみよう。
私の着物の中から似合いそうなものを選んで羽織らせてみる、これならカンタンじゃん!
そんな思いがけない野心をおみやげに帰ってきた姫丸です。

講師の方々との記念写真を頼もう♪と思ったら。あちゃ〜デジカメにメモリーカードを入れ忘れ f11.gif> 残念無念でありました。
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奄美大島紬の公開講座 in 東京

お正月も明けましたが、もう初着物は、お召しになりました?
姫丸は東京に戻ってから鼻水ズルズルで、まだ着物どころではありません。とほっ。
やっと元気を出して、東京ミッドタウンのSaleをのぞきにいったら・・・

先日、龍郷大島を買ってしまったガレリア3階「The Cover Nippon」で、
「奄美大島紬の技に迫る〜伝統を受け継ぐ、つくり手たちの現在を知る」という公開講座のチラシを発見!

「興紬(おきつむぎ)商店」の、興ほずみさんによるスペシャルトークショー&
伝統工芸士・高木のり子さんによる機織り実演
奄美大島紬の基礎知識から現場の実情まで、ふだん見聞できない本物の技とリアルを間近で!という講座のようです。

興ほずみさんは、30年にわたり奄美大島紬の業界に携わっておられるそうで、先日姫丸を心地よく接客してくださったのも、ほずみさんでした。
「職人である夫君の経験と女性ならではの視点を活かした作風が評価され、本場奄美大島紬協同組合グランプリ大会で大会賞、最優秀賞を幾度も受賞」というのも、すご〜〜く納得の素敵な方だったので、ぜひもう一度お目にかかって話を聞きたい!と、さっそく参加を申し込みました。

大島紬に興味のある方、ついでに展示販売している珍しい龍郷や泥大島、白大島を見て触れたい方、龍郷の反物を使った洋服を見てみたい方も、ぜひぜひ、ご一緒しましょ〜!

t0d01.gif「奄美大島紬の技に迫る 伝統を受け継ぐ、つくり手たちの現在を知る」公開講座t0d01.gif
日時:1月10日(月・祝日)18:30〜20:00
場所:東京ミッドタウン ガレリア3階「The Cover Nippon」店内
費用:2,000円(税込)、ペア料金3,600円(税込)
詳細とネットからの参加お申し込みは、こちら→ ニッポンブランド・マイスター講座

買えないけど姫丸のアイドル 2h08.gif かわいい登り鯉も待ってますよ〜

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講座には、アンティークの龍郷大島で参加するつもり f28.gif 早く風邪、治さなきゃ

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雪の金閣寺竜安寺。京都の元日

2011年、あけましておめでとうございます!
京都は、記憶にないくらい珍しい雪の元旦です。

雪の京都といえば、テレビでご覧になった方も多いかと思いますが・・・金閣寺!
こんなチャンスは、めったにない!と、朝から出かけてきました。
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曇り空で、白銀というよりほとんどモノトーンに見える雪景色の中、
その金色の建物の美しい存在感は格別!

市バスの乗り放題券(1日500円)を買い、せっかく西山方面へ来たので、
続いて石庭で有名な竜安寺へ。
ここでも、お寺の方が「こんなに雪が積もったのは20数年ぶり」という珍しい光景が。

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なんだか、石がカワイく見えちゃいますね〜。
後ろを向けば、広間にも珍しいものが置いてあります。

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これは「仏手柑(ブッシュカン)」という柑橘類で、仏の手に似ているとか。
食べられるそうですが、ちょっと不気味かも。。。

帰り道がてら、銀閣寺へも立ち寄りました。
画像は昨年修復なった観音殿です。

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お昼頃になり晴れてきていたので、雪は溶けつつ足元のツルズブ度も増し・・・
着物姿の方も少しは見かけましたが、難儀そうでした。

夜は恒例、ウィーン・フィルのNew Year コンサートをテレビ鑑賞。
華やかにドレスアップした観客の中に、ちらほら見かける着物姿の日本女性たち!
やっぱり、こういうときこそ世界で映える着物!ですよね〜。
いいな〜、いつか私も・・・と思いつつ、

今年も健康で、今年こそ金運と着物で出かけたい時と場に、恵まれますように f03.gif

皆さまにも、良き年となりますように!今年も、どうぞよろしく、お願い致します。

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