幸福な秋へ!夕暮れ菊のコーデ

お久しぶりです!きょうから10月、袷の着物の季節到来!
夏の間は、あまりの暑さに、結局一度も着ることなくきてしまいました。。。
エアコンも一度も使わなかったけど v(^^)v。

いや〜、しかし。暑いだけじゃなく心ざわついた夏でした。
これからの仕事について、生き方について、
そろそろ覚悟をもって決断しなきゃな〜というところで考えることが多く、
おまけに、お財布状況もトホホに最悪。

こういうとき、つくづく思うのですね。
きもの着たい!とワクワクできるのは、けっこう幸福な状況なのだ、と。

洋服は、いくらでもごまかしがきく、というか、きものほど内面とは関係ないもの。
だけど、きものは「生のもの」(キのもの)、心の在り様が表れるもの。
心がグチャグチャごちゃごちゃしているときは、なんだかそれが表れそうで、
着られません。というより、着たいとも思えないわ。

着るからにはカッコよく着たいし、カッコよく着られるような自分の状態で、いたい。
なんだか私にとって、きものはそういう物差し、みたいな存在なのね〜。

というわけで、いくつか決断し、多少は気分もスッキリ上向き、
あ〜きもの着たい!というところまで盛り返しました f27.gif

姫丸の秋一番は、このコーディネートで!

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織りの生地に線描き友禅、菊の刺繍の付下げに、2度目の登場、染め名古屋帯。
こっくりした濃いチョコレート色に赤が効いて、色合いも秋らしい♪
同系色の、かなりインパクトの強い洋装的コーディネートだと思いますが、
夕暮れ空の下に広がる秋の野の景色・・・と、ストーリーは、いたって単純明快。

六本木の国立新美術館では、きょうからゴッホ展なので、まずはここあたりから!
少ない色味で、ゴッホの色彩にも負けないコーディネート!な〜んて自画自賛です。

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レース着物後日談と麻縮み着物

先日のレースの着物・・・画面で見た母から、
「昔おばあちゃんが誂えたレースのスーツと、そっくり!びっくり!」と電話が。
私も、どこか懐かしい、見たことがあるような気がしていたのですが。

昭和40年代頃のデパートでは、生地とデザインサンプルを展示し、「この生地、このデザインで」という洋服のイージーオーダーが盛んだったそうです。
洋服も、着物のように誂えていた時代・・・って、いまでは考えられませんが、人々が生活に余裕を持ち始めた古き良き昭和 ♪
私がGETしたレースの着物も、その当時に着物に仕立てられたものかも。
なんだか、ほっこりタイムトリップ気分。

そのレースの着物は、まだ合わせる帯がないので・・・
いま着るなら、麻の縮みの着物 ♪

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ちょっと浴衣っぽい柄で、もともとは白地だったかもしれませんが、全体まんべんなくきれいに黄変したのか、やわらかい生成の色になってます ♪
こちらもそこそこ年代物のようで、着丈も短くギリギリおはしょり作って着られる程度。
でも、夏は着丈ギリギリのほうが帯の下に折り込まなくてすみ、そのぶん暑くない(^^)/

問題は・・・長襦袢。
昨シーズン、麻混のものを購入し、以前のポリ100よりずいぶん涼しくはなったのですが。
今年の暑さは、ハンパじゃない。
寒い分には重ね着できるけど、夏は長襦袢にこそ投資すべき・・・と思い、
麻100%、半襟付き、洗える、仕立て上がり、一部式、居敷当てナシ・・・というのを探し中です。
見つけられた方いらっしゃいましたら、ぜひ、お教えくださいまし〜!

ところで、いよいよ花火大会のシーズン到来 t24.gif
ひとあし早く、東京ミッドタウンでは連日、涼を呼ぶ「水花火」が打ち上げられています。
芝生に座って多少の水滴を浴びて、というのが気持ちいいイベントなので、
洗える着物か浴衣がおすすめ。
ほかでは見られない水花火、今年は幻想的にバージョンアップ。

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ペットボトルの麦茶を飲みながら・・・おばあちゃんの煮出し「塩入」麦茶が恋しい今日この頃です。
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レースの着物で涼しげに♪

ミンミン蝉も鳴き始め、連日猛暑、きょうは「大暑」。
夏といえば、見た目も涼しげなレースの季節 ♪

祖母も母も素敵なレースの服を着ていた・・・という幼い頃の記憶と遺伝子のせいか、
レース大好き!な姫丸は、ず〜っと「レースの着物」を探してきて・・・
今年めでたくGETしました! (まだ合う帯がないので、部分アップで・・・)

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絽や紗の透け感も素敵だけれど、
レースの透け感というか穴あきには、独特の立体感があって、紬の小紋のような感覚。
ふだんのおしゃれ着にも、洋服感覚の夜遊び着にも、帯しだいで、お出かけ着にもいける!
しかも綿の着物のように、自分で洗えるかも!

・・・と、魅力いっぱいのレースの着物ですが。めったに見かけないでしょ?

そもそも、レースの着尺(反物)って、ないですよね。
レースは、着物業界とは違う業界で作っている素材だから?
そんな垣根は取っ払って、どこかが出してくれていてもよさそうなものなのに・・・
いまのところは、洋服地から仕立てるしかない、ようです。

なので、いまのところは、レースの着物=オーダーメイドの1点物、人が着てないレア〜なアイテムでもあり、それも魅力ではありますが。
・・・着物業界の皆さま、レースの着尺、期待してますよ〜!

ところでレースといえば、先日の189万円の大島紬訪問着が出ていた、
たんす屋さんのイベント(現在は東武百貨店池袋店10F催し物会場で、27日まで開催中)には、
大島紬にスワトウ刺繍を施し、着物全体がレースのように見える、とても凝った美しい白の訪問着も出ていました。
こちらも確か50万円台と高嶺の花でしたが。もし今、私が結婚式を挙げるなら、絶対これだわ〜!と思ったほど、大人の花嫁衣装にもなりそうな素晴らしいものでした。

いいものをたくさん見て、現実も見て。やっぱり姫丸は、安く楽しくカッコよく ♪
それにしても今年の夏は、きもの着るには暑すぎません?

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アンティーク帯で優雅に夏の夜

少々?さぼっておりました f16.gif。お変わりありませんか?

暑いですね〜。姫丸は、きもの熱より体熱のほうが高い・・・毎日を送っています。
冷房ぎらいなので、保冷剤をタオルでくるみ首に巻く、保冷スカーフ・スタイルが夏の定番。
全身じんわり汗・・・この全開感、全力代謝感が若返り!になっている気もするので、やめられないのよ〜。
きもの?あら〜冷房キンキンにしないと、とても着られないわ〜な状況です。

そんなわけで、よく涼みに行く (;^^;) 東京ミッドタウンなどで、きものを着てらっしゃる方を見かけると、わ〜根性ある!素晴らしい!と、もうそれだけでハ〜ッ、ですが、
さすがに夏きものを着る方々は、着こなしも上手で着物姿も素敵な方が多いです〜。

姫丸も、いざ、お出かけ!というときのために、準備は万端。

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テッセンの花色パープル系ぼかしの小紋に、刺繍のような織り柄?のアンティークの絽綴れ帯。
これに白檀扇を持てば・・・優雅な夏の夜が、始まりそう♪

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おばあちゃんの夏きもの(2)

梅雨の晴れ間は、夏きもの日和。
「ね〜、木綿の着物に絽の帯って大丈夫かしら?」と着物友達から電話が来ましたが。
単衣の着物と、単衣用の帯or夏帯・・・
どう組み合わせて着ればいいのか、悩む季節ではあります。

一応、ルールとして
6月前半は、単衣の着物に単衣の帯、
6月後半は、単衣の着物に絽や紗の夏帯もOK、
7月〜8月は、絽、紗、麻、夏大島など夏の着物に、絽、紗、羅の夏帯・・・

だったと記憶していますが・・・姫丸はアバウトに、暑苦しく見えなきゃいいの!と、
その日の気温など「体感」で着分けることにしています。

この季節に活躍してくれるのが、おばあちゃんの夏きもの(2)。
昭和の半ば頃のものでしょうか、お出かけ着だったのかな〜と思える着物で、
黒地に白のライン、粋な柄には金糸と紺色が入っています。
少し透け感のある素材なので、単衣〜夏の着物としても着ています。

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6月中は薄手の変わり織りモノトーンの帯を合わせ、クール・モダンに♪
この帯、昨日手元に届いたばかりですが、さっそく出番。
昔の着物が、都会の景色にもスッキリ映える〜!と自画自賛のコーディネートで、
今週、国立新美術館〜飲み屋コースへ、着ていく予定♪

盛夏になれば、羅の帯を合わせて、清涼感アップ。
少しでも色が入ると、やわらいだ雰囲気になるから不思議です。

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やっぱり着物は帯しだい。
おばあちゃんの着物があるから、夏の着物も浴衣も、そう欲しいとは思いませんが。
あちこちに着て行きたい着物があるからこそ、帯への欲望は尽きませんわ〜〜〜。

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レトロを楽しむ単衣大島コーデ♪

今日から6月、単衣の季節になりましたね〜。
いい天気だったので、タンスから夏物を出してきて風を通しました。

姫丸の持っている夏物は、ほとんどが昔のものやリサイクルもの。
洋服でいうと、夏だからリゾートだから着られる派手柄ワンピース、というような着物も何枚か・・・。

この大島紬も、昭和レトロな派手め大柄。単衣だったからこそ選んだ着物です。

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もとは袖丈が思いっきり長かったのですが、自分で直しちゃいました ♪

和裁などズブの素人、めったに針を持たない姫丸でも、
おそるおそる片袖をほどき、もう片方の袖をお手本にしながら、
測って折って当て布してアイロンかけて縫って・・・袖丈も裄丈も、単衣だとなんとかなるもんです!

なので、夏物はリサイクルものをオークションでGET。
お直しの手間はかけても、お金はかけずに、レトロを楽しみます。

これって袷の季節とは全然ちがう感覚。
紗合わせ(二重紗)や宮古上布、夏ならではの着物の贅沢には、まだ踏み出せません。

それというのも・・・
肌を出してワンピース ♪ を楽しめるのは、いまのうち、もうあと何年か・・・
いま着なきゃ!なので、夏だけは、お洒落のメインはマキシ丈ワンピース。

お金をかけても・・・という夏の着物は、その先の楽しみにとってあるの ♪

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紫陽花の帯、昼と夜のコーデ♪

ぼちぼち紫陽花が咲き始めましたね〜。
いましかない、季節の花柄コーディネートは
すくい織り紫陽花の柄の洒落袋帯に、2度目の登場、白の縞柄紬の着物です。

週末、行きつけのJazzBarへ、素敵な男性ヴォーカル西村協さんのライブを聴きに着ていきました。

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久しぶりの着物でライブ。ふだん着の私を知っている常連の顔なじみさんたちが
「誰かと思ったよ〜」というのも楽しく♪
どんな洋服より着物の新鮮さ!
着物というだけで珍しがって誉めてもらえて、いい気分 f27.gif
ついつい、お酒もスイスイすすんだ姫丸でした。

ほの暗い照明の下で、白は映える色。
夜遊び着物は、パッと見の色や柄の華やかさが大事なので、
ふだん洋服でも着ないような、こんな明るい色が活躍してくれます。

でも、昼間に着物友達と会うなら、こちらかな 。

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茶色ベースに渋い色が入った、お召しのような織りの縞柄の着物と合わせます。
雨を含み紫陽花の色を増す土の香りがしてきそうな、梅雨を予感させるコーディネート。
同じ帯でも、全然ちがう雰囲気でしょ 。
5月も、あと1週間。もう1回、帯の出番を作らなきゃ♪

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おばあちゃんの夏きもの

この前のブログで、「こんな場面に着たい、こんな場面がありますように」という想いも込めて
着るものを買ってきた、と書きましたが。

想いも引き継いで着るもの、といえば、おばあちゃんの形見の夏きものです。

黒地に絞りのような染めで大胆な波の柄で、とっても粋。
小柄で、おとなしめだった祖母の、どこにこういう趣味が・・・と意外に思いながら一目で気に入り、
祖母の生前もらい受け、仕立て直したものです。

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祖母は、明治の終わり頃の生まれ。
戦後の食糧難の間、祖母の着物は大半が、家族のための食料に換わったそうです。
幼かった母の手をひき、着物を包んだ風呂敷を持って電車に乗り、農家を尋ね・・・
帰りの風呂敷の中味は、わずかな食料。
そうやって着物を一枚一枚はいでいくような暮らしを「筍生活」といったそうです。

私の記憶にある祖母は洋服で、遺されていた着物は、多くはありませんでした。
最後まで持ち出さずに手元に置いていたもの、食糧難の後に誂えたもの、両方あったと思います。

それにしても・・・こんな大柄の着物、こんな凝った羽裏の羽織・・・
いったい、いつ着るつもりだったのだろう。どこへ着ていくつもりだったのだろう。
祖母の普段の生活からは、かけはなれているような気がするものも、ありました。
・・・でも、このことが、私はすごく、うれしかった。

祖母が着ようと想った場面は、かなわなかったかもしれない、けど。
着物を誂えられる時代になり、誂えるだけの余裕を持てたこと、
なにより、苦しい時代を経てきた分、ささやかに贅沢し幸せな夢を想い描いたであろう、
そのことが、よかったな〜と思えて。

まもなく単衣の季節。祖母の誕生日は6月で、ちょうど、この着物の季節です。
お墓には、めったに行かないけど。着物の袖に、千の風。できるだけ
おばあちゃん、きっと、こんなふうに着たかったんやろな〜と思える場面に、着て行きます。

今年は、最近GETした水鳥の帯でシックに、おばあちゃんと一緒です。

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あら、そういえば・・・いつのまにか私も、私が生まれた頃の祖母の年に、なっちゃってるわ!

たくさんのポチッ、ありがとうございます! 姫丸だけじゃない、「着るもの」を「引き継ぐ者」に、幸あれ f26.gif
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京都大文字山と牡丹の花コーデ

やっと天候に恵まれたGW、いかがお過ごしですか?
姫丸は京都の実家で、哲学の小径、鴨川べり、植物園と、よく歩く日々を送っています。
きものも足腰!と思いつつ、ズックにユニクロで、もう50kmは歩いたかな s04.gif

東山三十六峰を制覇しよう!という殿の希望で、
京都五山の送り火で有名な大文字山にも登ってきました。
京都一望。手前の山肌に点々と見えるのは、8月16日に赤々と燃え上がる送り火の火床です。

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登山口でもある銀閣寺の手前で見つけた、丹精こめられた牡丹の花。

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いまが見頃の牡丹は、きものの柄としても、ひときわ華やかな大輪の花柄ですよね。
この季節は、幻想的な手描き京友禅の牡丹の付下げ、豪華な相良刺繍の牡丹の袋帯♪

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牡丹づくしのコーディネートで、お出かけ・・・という優雅な時間は
京都ではかないそうにありませんが。
子供の頃、山の中を飛び回って遊んでいた記憶と、体力への自信が甦り、
10才くらい若返った気分です♪

GWは、ブログもほぼお休み中の姫丸ですが、ぜひ、ひとポチしてってくださいまし〜。ポチッ
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モダンにも粋にも♪縞柄の小紋

もう桜も散り頃。今年は、お花見日和が少なくて残念でしたね〜。
でも、着物イベントは花盛り♪

7日(水)〜12日(月)は松屋銀座の「きもの市」。さっそく初日に行ってきました。
こちらはリサイクル着物も多い昔ながらの濃い着物ワールドで、
先日の東京ミッドタウンの 「Roppongi Kimono Fiesta」とは全然ちがう雰囲気。
結局、手ぶらで帰ってきましたが・・・たくさん見て、自分の個性、きものスタイルといったものを
改めて意識します。

私の欲しいものがあるのは「きもの市」だけど
着こなしは「Roppongi Kimono Fiesta」のほうが性に合う。
・・・で、ふたつのイベントを意識して、姫丸流を考えてみたら。
パッと浮かんだのは、多色づかいの細かい縞柄小紋。

石畳の道をイメージさせる名古屋帯で、シャープな和モダンに。

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藤の花の手描き&刺繍の名古屋帯を合わせれば、銀座風小粋に。

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この着物は20代で誂えたものですが、縞柄は流行も年齢も関係なし♪
おまけに帯合わせが楽しめる着物の代表格でもあります。

だからなのかな〜姫丸は縞柄が大好き。
黒と白の細かい縞柄の着物・・・オークションで探し中です♪

 

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