涼しくなりましたね〜。今年は琳派400年記念祭、京都は、琳派イベントが彩る秋を迎えます。
その幕開けをド派手に飾ってくれるのは、京都が産んだ「ロックな絵師」キーヤンこと木村英輝さん。
ロックコンサートのプロデューサー → 還暦を機に一転絵師に目覚めたキーヤンは
「偉い人よりカッコいい奴でいたい。美術館に展示される絵よりも街に輝くポップな絵を描くだけ」
展覧会なんて柄じゃない、という感じでしたが、この秋ついに! 時代に引っ張りだされた、のでしょう、
「キーヤン コレクション 繪舞台 琳派ロック」が京都タカシマヤで開催中です!

hk20150908
入り口では、サイの親子が「よう来たな」って感じで、お出迎え。
祝い花のカードに「わーい」なんてメッセージが書いてあるのも、キーヤンならではかな。なんたって
ゾーさんだって飛んじゃってるんですから・・・

hk001
こんな部屋で飲んだら、酔い方がコワイ。こんな部屋で寝たら、どんな夢がみられるのか、みてみたい。
酒の彼方、夢うつつには、こーんなヒマワリに囲まれてたりして。

hk008

キーヤンの絵は、いまやドレスやTシャツ、バッグ、扇、器などにも展開されています。
ハスの花と水辺の生き物は、青蓮院門跡の襖絵以来、人気のモチーフのひとつ。

hk002
今回は、着物も3点。キーヤンの鯉が泳げば、白無垢も、このド迫力!

hk003

この表情!ヒョウは、生きているような存在感。着物に丸い帽子、というのもイヒョーをついてます f05.gif

hk004

さて次の展示室へ・・・と、あ・・・そんな、すごいカッコしちゃって・・・ゴーギャン琳派!?

hk006
絵柄にも大きさにも度肝を抜かれた作品は、高さ3m×幅90cm×10という超大型のタペストリー、
題して「Heian BaRock(平安バロック)」。タペストリーは他にも3点あり、圧倒されました。

こちらも大型、12面の屏風絵4点は、それぞれ春夏秋冬を描いていて、素直に素敵〜 2h03.gif でした。
春の屏風は、和の優美な雰囲気です。

hk009

これは夏(の一部)で、濃密にして涼しげ。タカシマヤのショーウィンドウを飾っていたときから大好き♪

hk005

そして、秋を彩るのは、この屏風絵。生命の躍動感、すごいです。

hk007
あなたにも、姫丸にも、たくさんきものを楽しめる、実り多き秋になりますように!

0d04.gif 琳派400年記念祭 特別展覧会
キーヤン コレクション 繪舞台 琳派ロック
京都タカシマヤ7階グランドホールで開催中。9月17日(木)まで。
くわしくは → こちら
0d04.gif 木村英輝オフィシャルサイト&オンラインストア → こちら0d04.gif Ki−yan kyoto – もうひとつの京都探訪
キーヤンの絵(壁画、襖絵、天井画etc)がある京都の美味どころ満載。
絵の魅力だけでなく、なぜその場所にはその絵なのか、背景にある京都の人と文化さえ浮き彫りになってくる、見応え読み応えバッチリの本です →

京都の秋は、琳派イベントが続々。NEXT 琳派は・・・

t13.gif 琳派誕生400年記念 琳派 京(みやこ)を彩る t13.gif
10月10日(土)~11月23日(月・祝)京都国立博物館 平成知新館にて。詳しくは → こちら