本場大島紬 マルキと亀甲

本場大島紬は、絣で模様を表現します。この模様の緻密さを表す単位が「マルキ」と「亀甲」です。 絣糸が多く用いられるほど絣の密度が高くなり、模様も緻密に織り出されます。 この絣糸の数を表す単位には「マルキ」が用いられ、模様の緻密さの目安になっています。 亀甲柄に限っては、「亀甲」という単位が用いられています。  マルキ 「絣糸が使われている本数」=「マルキ」。 1マルキ=絣糸80本。数字が大きいほど、より細かい緻密な柄になります。 <経緯絣の場合> 通常、本場大島紬のタテ糸の総数は1,040本〜1,508本。 このうち「タテ絣糸がどれだけ用いられているか」によって「○マルキ」と呼ばれます。 [...]